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2016-01-27

はたらく推薦図書 第7回 仮説思考で考えること


ぼくらの仮説が世界をつくる

ビジネス書を呼んでいると「仮説」という言葉はよくでてきます。あくまでもビジネスをする上での言葉だととらえていました。『ぼくらの仮説が世界をつくる』という本のタイトルをみて、仮説という言葉をもう少し広義の意味で、ビジョンに近い感覚としても使っていることが面白いと思い、本を読みまじめました。

この本の著者の佐渡島さんは、講談社の編集者として、『ドラゴン桜』や『宇宙兄弟』などメガヒットした作品をいくつも担当していた方で、現在は退社し、作家エージェント会社・コルクを創業しています。出版業界の構造が、インターネットによって大きく変化していく中で、どのような思考プロセスで物事を考えながら事業展開しているかについて書かれています。自分で何か事業や活動をしているリーダーの方に参考になる1冊です。

具体的には、「仮説を先に立てる」ことの大事さ、大胆な仮説を立てるため、あらゆる常識や習慣にとらわれなよう宇宙人視点で考える、インターネット時代の編集力などについて書かれています。

また、佐渡島さんの”はたらく”感について書かれている部分もあります。

「使命感をぼくは重視せず、むしろ自分が楽しむことが「結果的に」使命感を
果たすことにつながるのではないか」
「ぼくにとって、編集者という仕事は、最高の遊びです。」

好きを仕事にすることが最高の仕事術。しかし、何が好きかは、自分ではなかなか分からない。どんな時が楽しいか、面白いと感じることは何かなどを問いかけながら自分を知り、自分に正直に”はたらく”人が増えたら、今よりも少しだけやさしい社会になっていくのかなと思いました。


タイトル:ぼくらの仮説が世界をつくる
著書:株式会社コルク代表取締役 佐渡島庸平
出版社:ダイヤモンド社