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2016-02-12

はたらく課推薦図書 第8回 問題の見方こそが問題である


7つの習慣

何かがうまくいかなかった時、誰かのせいにしたことはないでしょうか?
私には、ベストセラー『7つの習慣』を読むたびに思い出す出来事があります。

中学生時代、部活のキャプテンをしていた時、何をするにも反対するメンバーがいて悩んでいました。
顧問の先生に相談すると「それはありがとうと感謝するといい。なかなか意見を言ってくれないぞ!」と予想外のコメントが返ってきました。
「大変だけど、頑張れ」という励ましを期待していた私は驚きました。

驚きながらも、反対意見をしてくれた時に「ありがとう」と感謝してみると相手も驚いた反応を示しました。反対意見を受け入れて聞いてみると、彼もチームを強くしようと思って言っていたのがわかりました。同じ言葉でも、受け取る自分が変わることで変わります。その後、関係性は良くなっていきました。

『7つの習慣』の第1章には、私の間違っていた考えが紹介されています。
「問題は自分の外にあると考えるならば、その考えこそが問題である。」
「自分の身に何が起こるかではなく、それにどう反応するかが重要なのだ。」
「自分自身が自分のことをどう見ているか、そして他人をどう見ているかを理解しなければ、他人が自分のことを見ているかを理解することはできない。……自分は客観的だと思い込んでいるにすぎない。」

見方が変われば世界が変わる。

インサイドアウト、影響の輪、ミッション・ステートメント、時間管理のマトリックス(緊急ではないが重要な事項等)、信頼残高、win-winの関係、…。

「7つの習慣」は、客観的に自分のことや人間関係を見つめる大切さを教えてくれます。

タイトル:7つの習慣
著書:スティーブン・R. コヴィー
出版社:キングベアー出版