toggle
2016-06-22

はたらく課推薦図書 第13回 100人100通りの働き方を考える


チームのことだけ、考えた。

多様な現代社会では、業種やライフスタイルによって、働き方もさまざまです。しかし企業としては、なかなか一人ひとりに合った働き方を探すのは難しく、多くの場合、働き手はその企業側に沿った働き方のなかで仕事をすることが一般的です。

グループウェアを中心としたITベンチャー企業でありながら、今や優良企業として多くのメディアでも取り上げられているサイボウズ株式会社。(ちなみに、はたらく課でも情報共有用のグループウェアはサイボウズLiveを使っています。)

なぜ忙しいといわれているIT企業のなかで、優良企業としての評価を得ることができたのか。もちろん最初からできたわけではありませんでした。多くの試行錯誤を経て、現在、従業員500名以上にもかかわらず退職率4%と、驚異的な数字を示しています。

その秘密は・・・まさに本のタイトル通り『チームのことだけ、考えた。』でした。

代表の青野社長は、ただひとつ「グループウェア世界一」という目的のため、働く社員のライフスタイル・ライフプランも含めた、より働きやすい制度をつくるのだと言います。そして、その制度をしっかりと活かせる風土をつくることで、「100人100通りの働き方」ができる会社となると語っています。

現在のサイボウズがどのようにできたのか、これまでの18年間とその仕組みづくりの秘密が紹介されています。ぜひリーダーとなる人に読んでほしい一冊です。