学び続ける場づくりを通じて、人と人を繋げていく|勉強カフェ 名古屋グローバルゲートスタジオ
変化していく時代においては、学び続けることが当たり前になっていく。
社会人の学びの場も大学や専門学校だけではなくて、選択が増えてきた。
『LEARNING NEVER ENDS(学びは決しておわらない)』をコンセプトにした『勉強カフェ』という場所が1年程前に名古屋にオープンしました。
今回は、店舗を一緒に盛り上げるスタッフを募集します。
名古屋駅から徒歩10分程の場所にある、ささしまライブ24の複合施設『グローバルゲート』の5階にお店はあります。
お店の前に着くと、名古屋グローバルゲートスタジオマネージャーの寺本さんが笑顔で迎えてくれました。
『勉強カフェ』は、10年かけて関東を中心に20店鋪以上を展開してきた。2017年に初めて名古屋に進出。
寺本さんは、お店の立ち上げのために1年前に名古屋に来ました。どんなきっかけで『勉強カフェ』で働こうと思ったのか聞いてみました。
「以前は、塾講師をしていました。その時に、勉強が嫌いな人だったり、学ぶことに対してネガティブなイメージを持っている方と多く出会い、『いつから勉強って嫌いになるのだろう』と疑問を持つようになりました。」
寺本さんは、”問い”を立てて、それに対する仮説をつくり出せる方で、名古屋店の立ち上げなど、自分で考えながら学びながら仕事に取り組んできているのだろう。
「勉強は、生まれてからずっと嫌いなわけではなくて、だんだんと嫌いになっていく人が多いのではないでしょうか。そこには、大人が楽しそうに勉強していないことが影響しているのではと考えました。学びを楽しんでいる大人が増えてきたら、それをみて育つ子供達の未来も明るくなる。大人の学びにアプローチできる仕事がしてみたいと『勉強カフェ』にたどりつきました。」
未来をつくるのは子供達だ。子供達が未来に希望を持てるように、大人が楽しそうに学んでいる姿をみせていく。
「実は、一度『勉強カフェ』落ちているんですよ。」
『勉強カフェ』で働きたいということで、違う場所で経験を積み、再エントリーして入社したという。想いの強さを感じました。
店内を移動しながら、『勉強カフェ』ができた経緯を聞いてみました。
「図書館は夜閉まっている、カフェは長居できない、家は家族がいるため”社会人が勉強する場所が少ない”という課題意識が、『勉強カフェ』をつくったきっかけです。」
「大きなテーブルがあるスペースは、カフェに近い感覚で友達と一緒に勉強する方、仕事をしている方など、静かな場所が苦手な方が利用しています。」
次に、奥にある静かな勉強スペースに移動します。
「窓が大きくて名古屋駅や電車のある風景を眺めながら、一人で集中できる場所もあります。」
カフェみたいに気兼ねなくお話ができる場所と図書館のように集中できる場所を組み合わせた空間が混じっていて、その日の気分に応じて使いけることができそうだ。
「勉強スペースのイメージとして、試験前の勉強場所だったりと短期的なイメージを持たれやすいのですが、学ぶことは試験勉強だけではないですし、どちらかというと合格した後にどのように活用していくのかが大事です。」
試験勉強の場所として来る方が多いのですが、気づいたらその資格じゃなくて違うことを学んでいたという方も多いのが特徴だという。
「名古屋店の前に働いていた横浜の店舗では、会計士の勉強をしたくて入ってきた方が、いろんな方と出会っていくうちに、コーチングに興味が出てきて、最終的に小学校の先生になった方もいます。」
いい意味で、出会いの中で人生を変えてしまう場所のようだ。入口としては勉強だけれど、人との出会いの中で変わっていく環境がここにはあるのかもしれない。
壁に色んなイベント情報が掲示してあった。それについて聞いてみました。
「会員さま同士の教えあい、学び合いを推奨しています。主催側になることもできるし、参加者側になることもできます。」
「着物に精通している方が開く着付講座や精神病院で働いている方が、一般の人でも使えるようなメンタルについて学ぶ講座、ライフデザインを考える講座などもあります。」
人に教えることで、学べることもたくさんあります。
店舗の中にある大きな本棚の存在が気になった。
自分でも気づいていない何かと出会うことで、人は変わっていくこともある。
本はその一つかもしれない。
「本を読むことも学びの一つと考えています。毎月新しい本を置いています。」
読書会も開催されているという。
「鍋などを皆で食べながら、アウトプット読書会をやっています。感想だけではなく、アウトプットすることが大事。どんなことが自分の学びになったのかも含めて共有する会になっています。」
その会だけだとそれで終わってしまうので、読書会で使った本を1ヶ月間、本棚に置かせていただいて、どんな人が紹介した本かをわかるようにしているのだとか。
「読書会に出れなかった方も、本をきっかけに繋がって欲しいです。人と人とを繋げることを大事にしています。」
10年やっていても、人と人との繋がりをつくっていくことは、まだまだ難しいという。繋がりをつくっていくうえで大事にしていることは、どんなことだろう。
「一人一人のことを知ることが大事と考えいます。そのために、入会の時に『なぜその勉強をしているのですか?』、『その資格が受かった後に、どんなことがやりたいのですか?』など、深くヒアリングします。」
「あまり話したくない方もいると思うので、そういった方とは徐々に関係をつくりながらお聞きしていきます。」
一人一人のことを知るには、お互いの信頼関係をきずいたりと地道な積み重ねが必要だ。
「一人一人の想いを聞いて、この方とこの方を繋げたら面白いことになりそうだなと思いえば、他のスタッフと共有して、タイミングがあったら紹介しています。きっかけをつくれば、自然と盛り上がるので、我々は、自然にフェードアウトしていきます。」
学生スタッフが多く、来年の春に就職したり卒業するスタッフがいるので、新しいメンバーを募集していく。
どんな人にきて欲しいのか聞いてみました。
「学びのコミュニティに興味がある方が集まってくれたら嬉しいです。」
スタッフに任せる時間も多く、その時は、そのスタッフがお店の顔になるので、正直誰でもいいわけではないと、付け加えます。
「昨日も面接をしたのですが、盛り上がってしまい、気づいたら1時間30分経っていました。」
人と関わることが大事な仕事になる。だからこそスタッフも含めて関わる人を大事にしていく姿勢を感じました。
「関わってくれる方にとってもキャリアとしてプラスになるだったり、次のステップに繋がるかどうかを大事にしています。」
人としてはすごい良い方で働いて欲しいけれど、その方のキャリアを考えたときに、うちではなくて別の選択肢の方が良い時には、正直にお話ししてお断りすることもあるのだとか。
「働き方については、メインで働いている方もいれば、週に3日程シフトに入り、勤務後の空いている時間に、ここを使ってコーチングのセミナー開くなど、自分の活動場所としても使っている方もいます。」
名古屋という知らない土地に一人で来て新店舗を立ち上げるのは、大変なことだと思います。最後に、仕事のモチベーションはどこにあるのか聞いてみました。
「自分の喜びよりも、誰かの喜びや成長に立ち会えることが、自分自身の幸せになっています。試験に合格しました、来年から小学校の先生になりますとか、人が変わっていく過程を共有できるのは嬉しいですね。」
学び続けながら、新しい人と出会っていく。
その繰り返しの中で、人は変化してくのではないだろうか。
(取材 2018/11/28 大野嵩明)
勉強カフェ 名古屋グローバルゲートスタジオ | |
募集職種 | 店舗スタッフ |
雇用形態 | パートタイム |
給与 | 時給950円~(研修期間中は-50円) |
待遇・福利厚生 | 交通費補助、施設無料利用、グローバルゲート従業員割引 |
仕事内容 | 受付業務・事務作業・清掃作業など |
勤務地 | 愛知県名古屋市中村区平池町4-60-12 グローバルゲート5F レインボーツリー名古屋内 |
勤務時間 | 平日:12~23時、土曜:10~21時、日祝:10~20時の中でシフト制(週3回、1日4時間~) |
応募資格 | ①週3回以上のペースで最低1年以上働ける予定の方 ②当社のミッション「学びを通じて幸せになる大人を増やす」やクレドに共感いただける方 ③笑顔で、たくさんの人と接するのが好きな方 ④非喫煙の方(恐れ入りますが喫煙者の方の採用は遠慮させて頂いております |
求める人物像 | 明るく元気な方・人と話すのが好きな方・コミュニティに興味ある方 |
募集期間 | 随時 |
採用予定人数 | 1~2人 |
選考プロセス | 下記よりご応募または、勉強カフェのサイトより、気軽にお問い合わせください。 |
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