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2021-03-14

動き続ける組織の「つなぎ役」に。ナゴヤのまちで、新たな“コト”を起こす。|特定非営利活動法人 大ナゴヤ・ユニバーシティー・ネットワーク


※この仕事は募集終了いたしました。ご応募どうもありがとうございました。

「“学ぶ”ということは、年齢も性別も職業も関係なく、あらゆる人をつなぐ普遍的なテーマです。まちのなかで、授業というプロセスを通じて学びを積み重ねていくことで、何かが起こる。一人ひとりの行動が少しでも変わったら、やがてまちや社会も変わっていくかもしれない。そこに意味があると信じて、活動を続けています」

取材の中で聞いた、こんな言葉が印象に残っています。

“あなたがいれば、カタチが変わる”。これは、大ナゴヤ大学が大切にしている理念です。

2009年に開校した「大ナゴヤ大学」。ナゴヤのまちをまるごとキャンパスに、“授業”という学びの場を提供しています。

今回募集するのは、大ナゴヤ大学の運営を含め、“まち”と“学び”を掛け合わせた場づくりをするNPO法人大ナゴヤ・ユニバーシティー・ネットワーク(以下DNU)の職員です。

「DNUにフルコミットできる常勤メンバーを探している」とのこと。どのような経緯で募集に至ったのでしょうか。名古屋市中区大須にある事務所を訪れ、DNUのみなさんに話を聞きました。

事務所があるのは、大須商店街のすぐ脇。同じ建物の1階には、昼から飲める喫茶店としてさまざまな人が集う「喫茶アミーゴ」が店を構えています(仕事の合間のコーヒーブレイクに利用するのも良いかもしれませんね)。

まずは、DNUという法人の全体像を理解しておきたいところ。理事長の大野嵩明さんに、組織の成り立ちについて話してもらいました。

「もともとDNUは、『大ナゴヤ大学』を運営するために設立された法人です。しかし、活動を続けるうちにその在り方は変化してきました。大ナゴヤ大学で面白い人・コトに出会い、新たな可能性を見つけたメンバーたちが、それぞれの“やってみたい”を実現していくようになり…。次第に、“授業”という枠組みにとらわれないプロジェクトや活動がいくつも生まれていったのです」

この記事が掲載されている「ハタラクデアイ」も自主的に立ち上げられた事業のひとつ。有志によって結成された「大ナゴヤ大学 はたらく課」が運営する、多様な“ハタラク”との出会いを生み出す求人メディアです。

“自分たちでつくる事業”だけでなく、“まちの人と一緒につくる事業”も続々誕生。自治体や企業から、まちに関わるプロジェクトの企画・運営を依頼される機会も多くなりました。

「周辺のプロジェクトや活動が増えたことで、DNUの役割は大ナゴヤ大学の運営だけにとどまらないものとなりました。有機的に動く各事業を包括し、うまく回していくことが現在求められています。新しく加わる仲間に期待するのは、DNUの全体を俯瞰して整理していける視点です。さらに、将来的には自ら新たな“コト”を起こしていってほしいですね」

とはいえ、いきなり「あれもこれもお任せしたい!」というわけではありません。まずは、大ナゴヤ大学が毎月第2土曜に開催している「大ナゴヤの日」の運営から携わり、学びの場づくりの経験を積んでもらいます。

「大ナゴヤの日」とは、どんな場なのでしょうか?大ナゴヤ大学学長であり、「大ナゴヤの日」の責任者である山田卓哉さんに聞きました。

「大ナゴヤの日は、参加費無料で気軽に足を運べるひらかれた学びの場。“まだ見ぬ、面白い”への扉を開くきっかけの日です。生徒さんにとっても、授業の企画・運営を担うコーディネーターやボラスタ(=ボランティアスタッフ)にとっても、多様な出会いの入り口になることから、大ナゴヤ大学の活動の“核”だと言えます」

いろんな人が集うなかで、偶発的な面白さが膨れ上がる。そんな「大ナゴヤの日」をつくる“運営”とは、具体的にどんなことをするのでしょう。

「授業企画、広報、スケジュール管理、会場準備など…。細かく言えば、さまざまな要素が挙げられます。でも、目の前のタスクをこなすだけで終わってほしくはないのです。タスク以上の“ミッション”を見つけ出し、いずれは新規事業をつくるなど“自らコトを起こす”ポジションに辿り着いてもらえたら」

そう、ここで、大野さんが先に述べた「新たな“コト”を起こしていってほしい」という話につながるわけです。

新たな“コト”とは、たとえばどんなことができる可能性があるのでしょうか?

「大ナゴヤ大学は“まち”と“学び”を軸に活動していますが、そのなかでも『大ナゴヤの日』は“学び”に重きを置いた場です。“まち”に特化した自主事業はまだ手をつけていない領域。新プロジェクトとして立ち上げられたらいいなと思っています」

「これまで、“まち”に関わる委託事業には継続的に取り組んできました。テレビ塔周辺ににぎわいの場を生み出す『SOCIAL TOWER MARKET』や、名古屋の歴史・文化を体感できる『やっとかめ文化祭』などがその例です。クライアントワークで得たノウハウの土台はあり、“まち”に関心のある仲間もすでに揃っている状態。ただ、自主プロジェクトを起こす中心人物は、まだいないのです。もし興味を持ってくれたら、一緒にカタチにしていってほしいですね」

と大野さん、山田さん。

あくまで一例ではあるので、他にも「私なら、こうしたい!」という意欲や構想があれば、ぜひ聞かせてほしいそうです。

現在、大ナゴヤ大学には理事はいるものの、職員はいません。大ナゴヤ大学に関わるメンバーは、有志で参加している場合がほとんど。「ナゴヤのまちを盛り上げたい」「いろんな人と交流したい」などの個々の想いで成り立っています。

「ただ、事業の立ち上げや運用など、大きなチャレンジをするには、時間を要します。ならば、しっかり時間を確保できる常勤職員を採用しようという考えに至ったのです」と大野さん。

新たなポジションとしての職員募集ということで、前例をご紹介することはできないのですが、現在、大ナゴヤ大学に関わるメンバーのおふたりに話を聞くことができました。スタッフとしてどんな関わり方があるのか、具体例として参考にしてみてください。

まずは、授業コーディネーターの伊藤ひでみさん。授業コーディネーターの役割とは、何なのでしょうか?

「一言で表すと“学びの場をつくること”です。授業の企画や準備から、当日の運営までを一貫して担っています。基本的には裏方の存在ですが、授業の内容によっては、全体進行役を務めることもありますよ」

大ナゴヤ大学の授業コーディネーターの多くは、企画を本業としていない人たち。伊藤さん自身も、“学びの場づくり”に挑戦したのは大ナゴヤ大学が初めてだったそうです「『挑戦してみたい』という想いを実現できる環境があるのは、大ナゴヤ大学ならではですね」と語る伊藤さん。

「想いだけでなく、授業コーディネーターにとって大事なスタンスがあります」と続けます。

「それは、『授業コーディネーターは“1人目の生徒”である』ということ。まずはコーディネーター自身が、生徒としてどんな学びを得たいのかを考えることが大切。そうでないと、“学び”のないただの“場づくり”になってしまいますから。私も、1人目の生徒の目線として『こんなことが学べたらいいな』を楽しみながら考えて企画しています」

「楽しみながら」と言いつつも、きっと、やること・考えることはたくさんあるはず。大変そうな役割にも感じますが、それでも伊藤さんがコーディネーターを続けているのには、どんな理由があるのでしょう。

「大ナゴヤ大学で授業をつくり続けている理由は、結局『面白いから』なのかな、と。奥が深くて、つくることから離れられないんですよ(笑)それから、私個人としては、授業に関わるすべての人に“参加した価値”を見出してもらえるように立ち回っています。会場の選定、プログラムの設計、資料の作り込みなど、思いつく限り磨き上げていく。傍から見たら大変そうに見えるかもしれないですが、私にしてみたら『だって、こうしたほうがもっと面白くなりそうだから』くらいなもの。生徒さんはもちろん、先生やスタッフみんなの良い笑顔を見られたら、それが次の授業をつくる原動力になります」

一方で、総務としてコーディネーターを支えているのが加藤千明さん。

「授業づくりにおいて、コーディネーターは“目に見える仕事”を担当しているのに対して、私は“見えない仕事”を扱うことが多いです」と話します。

授業情報のウェブサイトアップ、SNSでの告知、授業終了後のレポート配信…。コーディネーターが授業づくりに集中できるよう、運営に関わるバックオフィス業務は加藤さんをはじめとした総務のメンバーが引き受けます。現在は、運営の効率化を図るため、しくみの改善をしている段階とのこと。

「また、2021年から分科会を発足し、ボラスタのコミュニティ設計にも取り掛かっているところです。大ナゴヤ大学のボラスタ登録人数は260名超。せっかく多くの人に集まってもらっているので、DNUにとってもボラスタ一人ひとりにとっても、より良い関係性を築いていきたいですね。“関わりしろ”をたくさん用意するため、オンライン・オフラインにかかわらず、交流会や説明会を定期的に開催しています」

常に人が流動する大ナゴヤ大学では、多様な価値観にふれられます。コミュニティでの出会いから刺激を受け、生活や行動に変化が生まれることも。

「コミュニティが活性化すると、結果、既存プロジェクトが盛り上がったり、新規プロジェクトの種が生まれたり、大ナゴヤ大学全体に活気がもたらされます。最近も、交流会をきっかけに、別日の学びの場にも参加してくれた人たちがいて嬉しかったです。みんなにとっても、もちろん私にとっても、“やってみたい”が見つかる場所をめざしていきたいですね」

周囲の出会いを創出しながら、加藤さん自身も出会いを楽しんでいるようです。

最後に、大野さんは「今回、職員を採用することは、DNUにとってのチャレンジでもあります」と目を輝かせます。

「新たな関わり方をつくったとき、この組織はどうなるのか。時代の流れとして兼業や副業という働き方が増えていますが、腰を据えて大きな物事に取り組む役割も、組織には重要だと思います」

その上で「法人として活動を続けていくためには資金繰りも必要」と補足します。

「お金を稼ぐことが第一の目的ではありませんが、活動をより良いものに更新していくためには、利益を上げ、活動に再投資していかなければなりません。これから一緒に働く人にも、持続可能な収益の設計を考えられる、視野の広さをもってもらいたいです」

いまのDNUに必要とされるのは、変化を一緒に楽しみ、組織に対しての責任感をもてる人物。うまく能力がフィットする人ならば、組織に蓄積された“まち”や“学び”に関するノウハウを活かしながら最大限の力を発揮できる場となりそうです。

DNUには、「ここに入ればあなたはこんな成長ができる」という約束された未来はありません。ただ、確実に、「何かが変わる可能性」はあちこちに転がっています。

“あなたがいれば、カタチが変わる”。

あなたの行動次第で、自分自身や周りの誰か、あるいはまちの姿でさえも、変えていくことができるかもしれません。

(取材 2021/2/11 齊藤美幸)

特定非営利活動法人 大ナゴヤ・ユニバーシティー・ネットワーク
募集職種 事務局
契約形態 常勤職員
給与 月給200,000円
※3ヶ月の試用期間を経て、正式採用となります。期間中の給与は、正規給与の80%とします
※相談次第で、週4勤務も可能です
待遇・福利厚生 社会保険・雇用保険・厚生年金加入
交通費支給
仕事内容 ・大ナゴヤ大学に関連する事業の統括
・「大ナゴヤの日」の運営(授業企画、webサイト更新、メルマガ配信など)
・NPO法人DNUの事業(やっとかめ文化祭など)
など
勤務地 愛知県名古屋市中区大須3-42-30 ALA大須ビル201号室
勤務時間 10:00〜19:00
※勤務時間1日8時間
※平日の夜、打ち合わせがおこなわれる場合があります
休日休暇 週休2日
※毎月第2土曜日、イベント等で休日・祝日出勤があります
応募資格 ・社会人経験3年以上
求める人物像 ・活動理念に共感できる方
・学び合いの場づくりに興味がある方
・物事を俯瞰して整理する視点をもてる方
・経済的な視点をもてる方
募集期間 2020年3月15日~4月14日まで
採用予定人数 1名
選考プロセス 下記「問い合わせ・応募する」ボタンよりエントリー

履歴書・職務経歴書による選考

1次面接

2次面接

採用(試用期間3ヶ月あり)

※この仕事は募集終了いたしました。ご応募どうもありがとうございました。


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メール:info@hatarakuka.jp