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2019-09-09

多彩で面白い人たちを巻き込んだ、これからの組織のマネジメントのカタチ|大ナゴヤ大学


※この仕事は募集終了いたしました。ご応募どうもありがとうございました。

あなたは「大ナゴヤ大学」を知っていますか?

「大学」と名付けていますが、キャンパスや校舎があるわけではありません。キャンパスは、名古屋市を中心とした、「大ナゴヤ圏」と呼んでいるエリアすべて。

伝統工芸、地域の食材、まちの歴史、面白い人など、まちの魅力的なヒトモノコトをテーマに「授業」を企画。普段は目を向けることがない、けれど知ればまちがもっと面白くなる。参加してくれた生徒さんたちの暮らしを変える、気づきを提供する場づくりをし続けてきました。

まるや八丁みそ

瀬戸本業窯

喫茶モーニング

2009年9月開校。

もうすぐ10周年を迎えます。

大ナゴヤ大学の担い手となっているのは、ボランティアで関わるたくさんの人たちです。会社員、フリーランス、学生など、年齢も職業も様々な人たちが、運営を支えています。授業の運営を手伝ったり、自分の興味関心に沿って授業を企画したり。

多様な人たちが流動的につながり動いていく組織のあり方は、兼業・複業、パラレルワークなどが広がりつつある現代社会において、「新しいチームづくり」の形を先取ってきたものだと思います。

一度きりのレシピ

今回募集するのは、大ナゴヤ大学の運営母体である、NPO法人大ナゴヤ・ユニバーシティー・ネットワーク(以下、DNU)の次世代を担う仲間。10年の節目を迎えるにあたり、次世代のDNUをリードしてくれる人を探しています。

まずは、大ナゴヤ大学の活動理念、お任せしたい役割などを知ってください。

DNUの理事長を務める大野さん。ボランティアスタッフから、職員、理事となり、現在は法人の代表として、大ナゴヤ大学の運営の仕組みづくりに力を入れています。大ナゴヤ大学が大切にするものについて聞いてみました。

理事長

「2009年の開校以来、『あなたがいれば、カタチが変わる』という言葉を大切にしてきました。まちは、一人ひとりの考えが変わり、行動が変わることによって、変化していくと考えています。生徒さんにとっては授業という学びの場が、ボランティアスタッフさんにとっては自分がつくりたい場をつくる挑戦が、自分と地域を変えるきっかけになります。一緒に活動するメンバーには、それぞれの『やりたい』モチベーションを大切に、その後押しをしてきました。」

「なにかしてみたいことがあるなら、まずはやってみようよ!」

「企画する側の動機を大切にするからこそいい授業ができる。自発的な活動を通して人が育つ環境づくりは、これまでも、これからも続けていくことだと思っています。私自身も、開校当時から受け継がれるこの考え方に共感して、大ナゴヤ大学に関わり続けてきました。」

大野さんは、大ナゴヤ大学は「学び合いの場」でもあるといいます。実際、ここでの経験を糧に、まちづくりの担い手として地域で活躍する人、自分自身のやりたいことを見つけた人が、この10年間で何人もいました。

そして、同じように「このまちでなにかしてみたい」と思いを抱えた人たちが、毎年、大ナゴヤ大学のスタッフとして新たに加わり続けています。

大ナゴヤメンバー

「より多くの人に大ナゴヤ大学をうまく使ってもらいたい。興味を持っているテーマで授業をつくってもいい。広報に興味がある人は大ナゴヤ大学のSNS運用を手伝ってくれてもいい。編集やライティングに興味がある人は大ナゴヤ大学が運営するメディア「大ナゴヤノート.」で記事を書いてもいい。学校や会社ではできない挑戦が、ここでならできるかもしれません。」

「そうした熱に応えられる仕組みをきちんと整えていくのが、事務局の役割だと思っています。挑戦したいと思った人がいたら、変化するために何が必要かを考え、カタチにしていく。この役割を一緒に担ってくれる人に加わってもらいたいと思っています。」

授業を開催するだけでなく、授業を企画する人やボランティアで関わる人たちの学び合いの場ともなるコミュニティーをこれからもつないでいく。それが今回の募集のミッションです。

では、具体的にはどのような業務を担当するのでしょうか。

週に3日以上、常勤の職員として大ナゴヤ大学のオフィスで、事務局メンバーとともに、DNUの仕組みづくりにゼロベースから携わっていただきます。

NPO法人としてのDNUの事業は、大ナゴヤ大学だけでなく多岐に渡ります。大きく分けると下記の三つ。

1)学び合いの場づくり
  大ナゴヤ大学
2)まちを面白がる人を増やす活動
  大ナゴヤ大学
  やっとかめ文化祭
  大ナゴヤノート.
  しごとバー名古屋
3)つながりづくりを地域経済の発展に生かす
  まちの求人の発信

名古屋市の活性化に向けて、行政や他団体とも連携する「やっとかめ文化祭」では、ボランティアチームの運営などを担当。2019年3月にスタートした「大ナゴヤノート.」では、メディアの書き手として、まちの情報を発信する人が育つ環境づくりをしています。

こうした様々な事業が滞りなく回るだけでなく、そこに関わる人が「やりたい」ことの実現を後押しする仕組みをつくってください。

例えば、授業を企画する人が育つ仕組み。「このテーマで授業をつくりたい!」「企画に挑戦してみたい」という人はたくさんいます。この人たちに、どんな学びの場を用意したらいいか。どんなサポート体制が必要か。最適な育成のプロセスをカタチにします。

ミーティング風景

あるいは、事務局の運営の仕組み。ボランティアスタッフの募集と参加の調整、WebサイトやSNSでの授業告知、授業レポートや写真のアップ、ボランティアさんたちの交流の場づくり、など運営に欠かせない事務局の業務はいろいろ。これをすべてやってください、ということではありません。ボランティアさんとも連携しながら、これらが円滑に回るやり方を考え、実践してみてもらいます。

端的にいえば、組織のマネジメントを担う役割です。最初は大野さんにやり方を学びながら、より良い仕組みとなるように試行錯誤をしてもらいます。

大野さんは仕事の面白さをこう語ります。

「『思考→実行→改善』のプロセスを繰り返して最適な仕組みをつくる役割です。もちろん事務局メンバーで相談しながら進めていきますが、大きな裁量を持って、スピーディーに進めていけるので、成果の有無もすぐにみえてきます。大ナゴヤ大学は、いろいろな人が関わる組織です。連絡のタイミング、各々のモチベーションの高さに合う声かけなど、難しくもありますが、工夫のしがいがあるポイントがいくつもあります。」

「船でいえば航海士のようなポジションですね。仲間の現状、役割、希望、などを把握しながら、目的地に向けてどう進むといいか筋道を立てる。時にはリーダーの背中を押しながら、着々と船を前に進めていく仕事です。そんな仕事を本気でやりたい覚悟があれば経験は問いません。ものごとを俯瞰的に見るのが得意な人、スケジュール通りにきちんと進められる人には合う役割だと思いますよ。プロジェクトの進行管理、ボランティアのチームビルディングなど、同時進行でさまざまなことを考えなくてはいけないので、それだけ幅広い能力を身につけてもらえるはずです。」

事務局をサポートするメンバーにも話を聞いてみました。

普段は会社員として働きながら、新たなスタッフを募る「大ナゴヤ大学Meetup!」の企画運営や、授業レポートのアップなどSNS運用のお手伝いをしている加藤千明さん。どんな動機で活動し、なにを感じているのでしょう。

ちいちゃん

「もともと『仕事の他になにかしたい』と考えていて、授業の企画に携われそうな大ナゴヤ大学に興味を持ちました。今、自分が関わっていることのひとつに『大ナゴヤ大学 Meetup!』という、大ナゴヤ大学に興味を持った方向けの説明会兼交流会のような場づくりがあります。」

「人が集まる場の企画なんてしたことありませんでしたが、定期的に開催するなかで『次はこうしてみようか』と改善案を出し合って、実行していくのが面白くて。段取りをしたり、PDCAサイクルを回したりするのを、自分が楽しめるんだと新しい経験を通して気がつきました。」

「大ナゴヤ大学での活動を通して、自分のプラスとなる学びや経験がたくさんあります。組織を動かすのに欠かせない事務局の役割に関心も高まって、HPやSNSの運用にも挑戦したいと手を挙げました。ちょうどリモートワークにも興味を持っていたので、やってみたかったことを実践する機会をもらえてうれしいです。」

「『これをやって』と言われて受動的にこなすだけではなく、自分が考えたことを実行させてもらえるのが大ナゴヤ大学の活動の魅力だと感じています。関わりたいと思ったら、どんどん踏み込んで関わらせてもらえる場所ですよ。」

加藤さんのように、関心と意欲を持って主体的に活動に携わってくれる仲間がたくさんいます。既存のものに縛られず、より良い仕組みをつくっていくのが、あなた自身の役割でもあり、加藤さんのような仲間をどう巻き込んで改善を進めていくか考えるのも事務局のスタッフの仕事です。力になってくれる人がいるのは心強いこと。

また、大ナゴヤ大学に関わるとこんないいこともあると大野さん。

「自然といろいろな人に出会える場所です。自分とは違う考え方、生き方をしている人と知り合い、感性が磨かれ、世界観が広がります。関わる人たちからたくさんの学びや気づきを得られるのは面白いですよ。自分は興味がないことだから『わからない』とはせずに、好奇心とともに多様な価値観を認め合い、うまく巻き込んでいくことができたら、あなた自身も大きくステップアップできると思います。」

報告会

世の中が変わりゆく中で、時代の課題に合わせて、多様な学びの場を提供し続けようとする大ナゴヤ大学。個性も魅力も豊かな人たちが関わる、ちょっと変わった組織のネクストステップを、主軸のひとりとしてつくってみたい。そう興味を持たれた方は、ぜひ一度大ナゴヤ大学の事務所を訪れてみてください。名古屋の歴史を感じられる大須のまちの一角にあります。

「10年間、ここでどんなストーリーが紡がれてきたかじっくりお話しながら、これからについて一緒に語れたら嬉しい」と大野さんは語ります。

大ナゴヤ大学Webサイトはこちら

バラエティ豊かな授業の数々をみて見てください。

大ナゴヤ大学
募集職種 事務局スタッフ
雇用形態 非常勤職員、業務委託など応相談
給与 月給100,000円以上(週3日程度の勤務、経験・能力に応じて決定)
待遇・福利厚生 交通費支給
仕事内容 大ナゴヤ大学や他プロジェクトの運営に関わる全般
・企画会議などへの出席(月に一度、平日夜に会議があります)
・サポーター制度(寄付)の運営
・授業企画・運営
・授業レポートアップ
・SNS運用
・メルマガ配信
・経理処理
など
勤務地 愛知県名古屋市中区大須3-42-30 ALA大須ビル201号室
勤務時間 ・週3日程度の勤務から。もっと働きたい方は、相談ください。
・月に一回程度、平日の夜、会議があります。
・第2土曜日に授業を開催しています。できるだけ都合をつけて参加いただけると嬉しいです。
応募資格 ・社会人経験3年以上
・基本的なパソコンスキルがあり、Word、Excel等を活用できること
求める人物像 ・大ナゴヤ大学の活動理念に共感できる方
・学び合いの場づくりに興味がある方
・NPO法人の活動に関心のある方
・イベント運営、コミュニティづくりに関心のある方
募集期間 9/1〜9/30
採用予定人数 1~2名
選考プロセス 1次面接
 ↓
大ナゴヤ大学の授業を体験
 ↓
2次面接
 ↓
採用
※この仕事は募集終了いたしました。ご応募どうもありがとうございました。

まちの求人
大ナゴヤ大学 はたらく課では、求人情報を掲載させていただける企業を募集中です。
メール:info@hatarakuka.jp