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2016-02-03

はたらく飯 第2回 名駅 鮪唐揚定食


はたらく飯

名駅。竹の子が成長していくように高層ビルが建てられ、摩天楼へと変わりつつある街です。その名古屋駅のロータリーに直結している桜通りの地下にある地下街のユニモールにそのお店があります。

“鮪小屋本店 ユニモール店”。

ここは、鮪料理一本で勝負をしている鮪小屋本店さんの1号店です。以前はカウンター席が中心でしたが、去年に改装されてゆったりテーブル席が食事を楽しめます。う〜ん、これも駅前開発の流れですかね。この日も週末金曜日のランチタイムは、大繁盛でビジネスマンからOL、観光客まで次から次へと人がお店に入ってきます。

今回注文したのは、金曜限定でおトクな中トロ丼ではなく、鮪唐揚定食。「唐揚!」。この一言で媚びることなくテキパキと働く店員さんには、「ハイよ!唐揚いっちょう!」と通じます。

今回「はたらく飯」の第2回に鮪小屋本店さんを選んだのは、ここが私の思い出のお店だからです。第1回に続いて思い出シリーズになっている。(笑)
社会人として初めて働いた会社が名駅の第3堀内ビルにありました。そのビル地下に“鮪小屋本店 第3堀内ビル店”がありましたが、残念ながら2015年5月に閉店。そこは、ランチタイムなのに演歌が似合う居酒屋のカウンターのような席で、座るとお茶ではなくワインが食前酒として当たり前のように出てきました。

自分が仕事で落ち込んでいる時に先輩から「まぁ、ワイン一杯ぐらいなら飲んでもいいから!午後からは自信を持て頑張れよ!」と励まされた場所。その時にいつも食べていたのが鮪唐揚定食でした。今でも名古屋では、ユニモール店、サンロード店、エスカ店の3店で、味わうことができるため1号店のユニモール店に今回は行ってきました。

そんな想い出に耽っていると5分もすると鮪唐揚定食が出てきました。お盆には、メインの鮪唐揚だけでなく、小鉢として鮪刺身があるところがおトク好きな名古屋人の心を掴んでくれます。メインの鮪唐揚は、やわらかい鮪のほほ肉を秘伝のタレで漬け込んで唐揚にした、絶品の旨さ!店長イチオシのメニューです。

鮪唐揚を食べる前に、まずは鮪の刺身にたまり醤油を掛けて一口いただきます。う〜ん、シンプルな味が旨いです!そして、残りは、ご飯にかけて鮪ご飯です。もうこれだけで十分満足です!

はたらく飯

鮪の刺身を味わった後は、いよいよメインの鮪唐揚の登場です。もちろん、レモンを掛けて、まずは何も付けずにそのままで一口です。う〜ん、ほほ肉のやわらかさと秘伝のタレの相性をよく味合うことができます。初めて食べた時は、これは本当に鮪?牛肉のハラミみたいだ!と思いました。次に、ウスターソースを掛けて少し酸味を入れた味を楽しみます。これは、なんだか懐かしい味わいをかんじさせてくれます。

そして、いよいよ店長オススメのタルタルソースを付けていただくのですが、ここでは、私なりの流儀があります。それは、お寿司を食べる時にネタとネタの間にガリを食べるように必ずガリを食べて口の中をリセットしてからタルタルソースをつけていただきます。うーん、これは、まろやかな味で絶品です!

はたらく飯

はたらく課

あとは、その時のお好みの食べ方でいただきますが、番外編で鮪唐揚をご飯に乗せ、醤油をかけて鮪唐揚丼にして食べるのもよしです。こんなふうにいろいろな食べる楽しみ方ができる鮪唐揚定食です。

この美味しさは、いつ食べても裏切ることなく、期待に応えてくれます。これは、自分が社会人になったばかりで力不足のために顧客の期待に応えることができずに悔しい思いをして、それでも頑張っていた頃を思い出させてくれる味です。

鮪唐揚定食。名駅近くではたらく人、名駅近くにお昼に立ち寄った人。名古屋に観光で来た人、ぜひ一度立ち寄ってみてはいかがでしょう。

鮪小屋本店 ユニモール店
住所:愛知県名古屋市中村区名駅4−5−27 ユニモール地下街
   (JR名古屋駅、徒歩1分)
電話:052-586-0356
定休日:年中無休