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2016-11-02

里山で暮らし、はたらくこと【しごとバ―@名古屋】


地域に根付いて働かナイト~しもやま里山編~

2016年10月21日金曜日夜。しごとバ―@名古屋がspazio ritaさんで開催されました。しごとバー@名古屋は、地域の様々な働き方をする方々をバーテンダーとして迎えそんな魅力を語るバー。今回のテーマは「地域に根付いて働かナイト~しもやま里山編~」。

ちなみに”しもやま”は、豊田市と岡崎市の市境にある地域。三河湖、ダム、三河高原など、山も森も湖もある、都会と大自然の間に位置する「里山」です。

しごとバ―@名古屋

一人目のゲストは、木下貴晴さん、豊田市下山地区在住。森林組合で働く傍ら、地域会議委員、消防団員などもしています。地域を訪れる多くのサイクリストをもてなすべく「しもやま再来るプロジェクト」という団体を地元有志と立ち上げ活動中。

しもやまに戻ってきて10年。高校を卒業し機械メーカーに就職。この時は、実家から通っていましたが、その後、刈谷のコンクリート試験会社に転職し実家を出ました。田舎育ちで自然に愛着があり、コンクリートのような無機質な構造物をつくっていることに何となく違和感を感じ始めたこと、親父の体調が悪くなったことから、再びしもやまに戻ろうと決心。森林組合に勤めている先輩に相談し、面接を受けて転職。今でもこの仕事を続けています。

また、活動として続けている「しもやま再来るプロジェクト」は、しもやまには宣伝していないにも関わらず、たくさんサイクリストが訪れていたので、これが地域活性化に繋がったら面白いと思い立ち上げました。実は、自分も含め周りにロードバイクに乗っている仲間がいなくて・・・・。自分で色々調べて、ロードバイクにはスタンドがないことから、自転車スタンドを地域の特性を活かして間伐材でつくることからはじめました。

今では、スタンドを地元の旅館などにも置いてもらっています。これから活動の幅を広げていきたいところですが、皆、仕事を抱えながらなのでなかなか・・・・。将来的には、サイクリストに優しいまちにできたらなと思っています。しもやまに来てもらって、再度このまちを訪れたいと思うまちにしたいと思い「しもやま再来るプロジェクト」というプロジェクト名にしました。

地域に根付いて働かナイト~しもやま里山編~

二人目のゲスト萩原紘子さん、岡崎市下山学区在勤。大学職員として働くかたわら、昨年のしもやま里山ホームステイ柴田酒造場の柴田夫妻と出会い、酒蔵に転職。

しもやまに移住する前から自分の中で、「田舎暮らしがしたい」、「食に関する仕事がしたい」、「必要とされたい」と考えていました。そして、しもやま里山ホームステイで、柴田酒造場の社長に出会い、酒蔵への転職話を聞いて、田舎で暮らせる、日本酒も好きだし食に関する仕事就ける、そして何より社長がしもやま里山ホームステイ後も、日本酒イベントの販売の手伝いなどに誘っていただくなど、繋がっていられる機会をつくってくて、必要とされていると実感し、転職を決めました。

仕事と生活が落ち着いてきたら、岡崎市の中心部に住んでいる方ですら近くにしもやまのような里山があることを知らないので、まちからきた視点を活かして、まちと里山を繋ぐ活動をしていきたいと思っています。

地域に根付いて働かナイト~しもやま里山編~

今回のしごとバー@名古屋は、しもやまの方々からたくさんの食材をいただきました。ミネアサヒという品種のお米もあり、冷めても美味しかったですし、その他にもたくさんいただきました。特別バージョンのしごとバーもたまにはいいですね。

地域に根付いて働かナイト~しもやま里山編~

萩原紘子さんの移住のきっかけとなった”しもやま里山ホームステイ”。今年も12月3日(土)、4日(日)に開催します。個性的なホームステイ先ばかり。里山暮らしを体感してみたいという方は、是非ご参加ください。

しもやま里山ホームステイ~心地よい場をみつける体験~

また、次回のしごとバー@名古屋は、12月7日(水)開催。現在、港まちづくり協議会などではたらく稲葉 久之さんをゲストバーテンダーに迎え、テーマは、「グローカルでいかナイト」。こちらも、国際協力、地域づくり、まちづくりに興味がある方、是非ご参加ください。