夫婦二人三脚で営む菊農家には、里山の宝がいっぱい。 【ホームステイ先　近藤家】

「うちはこんにゃく芋からこんにゃくつくるよ。出来立てはおいしいよ〜。刺身で食べられるし」
「冬瓜あるけど、持ってく？シーチキンと一緒に煮るだけでおいしいよ！」
「菊の花摘みに行こうか。これの名前は“いとこ”。こっちは“はなえ”。下山の菊はブランドなんよ。」

「ホームステイって言っても、何もないけどえぇんかなぁ」
と謙遜する近藤さんですが、お宅からはしもやまの宝が次々に出てきます。

幸せがあっちからやってきそうな笑顔のお父さん。
お父さんを暖かく見守るしっかりもののお母さん。
退職後、夫婦二人三脚で菊を育てる菊農家さんです。

おふたりの愛らしいエピソードをひとつ。
お母さんが軽トラを運転して、菊の花を摘みに。
菊を荷台に積んで帰ろうとすると、お母さんは助手席へ。
からっぽの運転席・・・。
「あっ！いっつもお父さんが運転してくれるから、間違えちゃった」とお母さんは照れ笑い。
あら？実はお父さんがしっかりものなんでしょうか。
おふたりの仲の良さが垣間見えてほっこりします。

スッと心に入ってくる、素敵な心配り。
じっくりと一刻一刻の時間をかみしめる生活。
おだやかで、安定感のある佇まいの近藤夫妻です。

お父さんはお酒が好きなので、
「作ったこんにゃくをつまみにお酒を飲みたいなぁ」とのこと。
美味しい手作りこんにゃくを肴に、近藤夫妻の丁寧な里山暮らしを体感してみてください。