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2016-08-11

自分らしく”はたらく”人に出会う旅 -前編-【島根県江津市】


島根Go-Con

島根県に人口24,500人程のまち「江津市」があります。このまちも他の地域と同様に、地場産業の衰退(石州瓦など)や人口の減少に直面しています。

そのような状況の中で、『GO►GOTSU! 山陰の「創造力特区」へ。』というスローガンを掲げ、自らの創意工夫で新しいものごとを創り出すことを積極的に後押しています。企業誘致よりも人材誘致が大事だと考え、2010年より、新しいビジネスに挑戦したい人をまちぐるみで応援する「江津ビジネスプランコンテスト(Go-Con)」を開催しています。

GO-con

今回、これまで6回開催されたビジネスコンテストの受賞者を訪ねる旅「山陰の創造力特区 島根県江津市の起業家たちに会える旅Go▶Tour」に参加してきました。

島根Go-Con

最初に訪れたのは、人、農、食をつなぐ場所を創造するがコンセプトの風のえんがわオーナーの多田さんのところ。週末ということもあり多くの方がお店を訪れていました。

旅のお昼は、ここで野菜たっぷりのカレーをいただきました。食材も地元の有機野菜を使っています。

島根Go-Con

食事を終え、オーナーの多田さんのお話を伺いました。多田さんは、東京からのUターン。子育てを田舎でしたいという想いから、地元に戻ってきました。東京で、料理人として働いたり、居酒屋の経営をしたりと食に関わる仕事をしていたこともあり、地元で農業をやろうとするも、いきなりそれだけでは食べていけないので、地元の建設会社で働いたり、カフェをやることを見据えて小さくケータリングをすることからはじめたそう。

そして、お店を立ち上げるタイミングで、ビジネスプランコンテスト(Go-Con)に参加し、そこで大賞を受賞。ビジネスプランを考える過程を通じて、何がやりたいかを整理できたので、今はそのプランをコツコツとやっている感じとのこと。

島根Go-Con

続いて、古民家ゲストハウス「アサリハウス」へ移動しました。素敵な縁側もあり、かなり大きな建物です。リノベーションキャンプを開催し、たくさんの方と一緒につくり上げたそう。

島根Go-Con

このゲストハウスのオーナーは、江上さん。愛知県出身で、東京からIターン。グロービスでビジネスを学ぶなどしており、地域で事業開発していく姿勢がなんだか新鮮でした。ゲストハウス以外にも様々な事業を展開していく予定とのこと。

島根Go-Con

ゲストハウスの隣には、空間デザインからファブリック、家具・玩具・楽器などの製造をする「design office sukimono」の工房があります。代表の平下さんは、ニューヨークからUターン。ニューヨークで働いていた時は、誰に対して仕事をしているのか分からないという面もあり、地元の江津に戻ってきたそう。

島根Go-Con

「あなたを幸せにするものづくり」を大事にしていたり、想いを共有できる人と一緒に働きたいという想いを強く持っていて、素敵な方だな話しを聞いていて胸が熱くなりました。

島根Go-Con

1日で、濃い3名の方に会い、刺激的な日になりまた。皆さん、表現方法は違うけれど、自分のやりたいこと、まちやそこに住んでいる人、身近な人に必要なこと、自分のできることを組み合わせて、はたらくを自ら創造していることが共通点としてあるのかなと感じました。

後半に続く。