はたらく飯　第1回　伏見 五城の味噌煮込み定食

伏見駅から徒歩約5分。伏見通り沿いを大須方面へ。
御園座の脇を曲がって、御園通りを超えると、そのお店がある。
“手打うどん 五城”。ランチタイムには伏見のサラリーマンでいっぱいになる
人気のうどん屋さんです。
この日もお店は大繁盛。4人がけのテーブル席に相席で座ると、前では上司と部下らしきおふたりがランチの間も仕事トーク。う〜ん、サラリーマンのお昼っぽい。

今回注文したのは、看板メニューのひとつ味噌煮込み定食。
「ニコテイひとつ！」なんて略して注文できたら常連さんの仲間入り。
私もニッコリ。「ニコテイください」。

この「はたらく飯」の第1回に五城さんを選んだのは、実はここが思い出のお店だから。伏見の会社で働いていた時、入社したばかりの僕を先輩が初めて連れてきてくれたのがこのお店だったんです。何年経っても変わらない、はたらく人の熱気と昔ながらのアットホームなお店の雰囲気に、ちょっとホッとします。この雰囲気も味わいに来てほしい。

待つこと10分程。味噌煮込みとご飯の乗ったお盆が目の前に。
味噌煮込みは、大きな鉄鍋に盛られて、熱々の湯気が味噌の良い香りを運んできてくれます。
まずは熱々のお汁を。野菜の甘味がしっかり出た味噌のお汁は、寒い日には至福の一口。
甘味の正体は、たっぷり入れられた白菜。五城の味噌煮込みの特徴のひとつです。すくってもすくってもたっぷり入っている白菜は、手打ちの味噌煮込み麺ともよく合います。白菜は最後のひとつまですくってあげてくださいね。

定食についてくるご飯は、お汁をちょっとかけて味噌で食べるのももちろんアリ！でも、五城に来たらテーブルの上のわさびふりかけでいただくのもグッド！わさびの清々しい風味が味噌煮込みの濃厚な味を引き立たせてくれます。ご飯は味噌とふりかけの両方で楽しむのがオススメです。

ボリュームたっぷりの味噌煮込みでお腹いっぱい。ポカポカと体もあったまりました。
お店の雰囲気とおなじ、あの頃と変わらない味噌煮込みの味。私のはたらくの原点を思い出させてくれる味です。