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2016-08-10

はたらく課推薦図書 第15回 モノを少なくする、仕事文具から考える整理術とは!?


はたらく課推薦図書第15回 モノを少なくす

『モノが少ないと快適に働ける なぜ、残業ゼロの人はデスクがきれいなのか?』

片づけが生産性を上げることは、多くの書籍で紹介されています。

『トヨタの片づけ』㈱OJTソリューションズ著でも、「片づけは雑務じゃない。仕事そのものだ」「片づけは成果を出すためのビジネスツール」と、片づけがどれだけ重要な役割なのかを知ることができます。

今回ご紹介する本の著者は、ステーショナリーディレクター、文具コンサルタントである、土橋正さん。文具の展示会「ISOT」の事務局を経て、土橋正事務所を設立。国内・海外の文具メーカーを対象に商品企画やPRのコンサルティング、ショップを対象に文具売り場のプロデュース・商品セレクト・ディレクション。多くの雑誌やウェブで記事を書かれているので、ご存知の方も多いのではないでしょうか?

仕事道具を紹介する土橋さんならではの整理術。ご自身が実際に使っている机や文房具などを、写真やイラストを使って、わかりやすく紹介されています。ノートは、月光荘の「スケッチブック ウス点 2F」。手帳は、8冊の手帳を買い込んで徹底的に比較されて決められたそうです。土橋さんがなぜこの仕事道具を使っているのか、どのように使っているのか、楽しく読めます。

第1章 書類、ノート、名刺など紙類の流れをつくる
第2章 デスク環境のミニマリズム
第3章 ミニマリズム的時間管理
第4章 ミニマリズム的プライベートライフ

最後の章では、何もしない時間を大切にする 1人で飲みにいく 月曜日の18時半ごろ仕事を終えて、1人でBARに行くとのこと。

「モノだけでなく予定も定位置化することで、本来やるべきことに集中できるようになる。」

「仕事をしていてストレスを感じるのは、物理的な忙しさよりも、その仕事を自分の意思でやっているか、まわりの状況でやらされているかの違いが大きい。自分でやろうと決めたものであれば、苦にならず進んでやりたいと思える。一方、だれかに言われたものだとなかなかやる気が出てこない。」

人生も、日々の生活も、仕事の流れも、使う道具も、道具を置く位置も、捨てることも、決めることができれば、快適に働ける。決めることでモノが少なくなる。他人の仕事を知り、自分の仕事をじっくり振り返ろうと思える一冊です。